月夜の戯れ言

ラブライブとV系バンドが好きなサラリーマンのブログ

『療養日記第二回 腰椎椎間板ヘルニア 造影剤検査、手術入院編』


こんにちは佐原です。療養日記第二回を書きたいと思います。
これを書いているのは退院後。日々リハビリでだいぶ元通りに戻りつつはあります。忘れないうちに記録を残しておかなくては。

 

前回MRI撮影検査で腰椎椎間板ヘルニア(重症)であるのが確定。かなり慌ただしく検査入院、および本入院が決定しました。
検査入院は造影剤検査。自分の場合は腰のあたりの脊髄に造影剤を入れて、MRIで内部を撮影するというもの。

 

ということで9月5日、6日とまずは検査入院。5日朝に病院へ向かい入院したのはお昼過ぎ。整形外科の入院病棟はモロ込みで、人がどんどん入院しどんどん退院していく回転率のいい診療です。

 

入院してしばらくして検査実施。撮影室で専用ベッドに横向きに身体を丸めるように寝かされました。背中から注射を打つために。どんな注射かは自分からは見えないけど、きっと特殊な感じのやつでしょう……。

 

背中に注射を討たれるのは本当に慣れない。背中っていう固い場所に針が入っていくし、その先は背骨や神経だ。MRIで内部を見ながら該当部に刺すのでしょう。(体を動かすことは絶対に許されないのでどんな様子かは全く分からないけど、主治医の先生と、何名かの撮影担当の有資格者の方に実施してもらた)
繰り返しだけど自分には周囲も身体の内部も見えないけれど、針が腰の中で動いている感触はかなりおぞましい。時々下肢にピリッとくる感覚や、じんわり麻痺するような感覚がくる。調査部の神経に触ってるからそうなる。非常に恐ろしい感触です。

 

検査自体は15分くらいで終わりました。造影剤というのは99.99%くらいの人には正しい使い方をすれば無害だけど、稀に拒絶反応等で気分が悪くなったり、最悪亡くなる人もいる。でなくとも、造影剤が頭の方に行くと頭痛がすることがあるらしく、寝る時はリクライニングを上げたベッドで眠らないとだし、検査後数時間は車椅子での移動でした。(歩けないのではなく、急な容態の変化での転倒などを防ぐためだと思う)
特に気分が悪くなることも無く、まったりと安静にしていました。あ、造影剤は早めに体外に出すべしということで、検査前に水を用意し、たくさん飲んでくれと言われました。おしっこと一緒に出るみたいです。

 

結果の確認と今後の進め方の説明を主治医から受けたのは翌日の夕方。
結果としては、

 

椎間板ヘルニアで間違いはなし
・神経の膜は破れていない
・通常のヘルニア切除手術で治る

 

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とのこと。
一安心でした。神経が傷ついていると、また変わって来るんでしょうねえ……。
説明の際に図解もされたけど、話しながらでないとよく分からない絵になってますね。
いちおう載せておきます。文字だけも寂しいので。
というわけで二日間の検査入院は終わり。家族に迎えに来てもらい帰宅しました。

検査しただけなので、別に症状が好転しているわけでもないので、つらいことはつらいままなのですがね(;´∀`)


さて。
手術入院は五日後の9月12日。あっという間に時間は過ぎて再度入院です。
12日は朝に病院へ。入院できたのは例によってお昼過ぎ。必要な説明を受けて、その日は過ぎていきます。スマホぽちぽちしたり、僕は創作が趣味で小説を書いているので、ポメラという昔で言うワープロで執筆したり、キンドルで本を読んだりしつつ過ごしていました。

 

翌日は朝から何も食べられないし、飲めません。
手術中、あと術後になるべくトイレに行かなくて済むようにという理由です。
朝に点滴をされます。栄養剤と水分のための点滴です。これ、数日間差しっぱなしになるやつで、患者が動いても抜けないよう、かなり入念かつ、場所を選んで討つのですが、自分は腕の血管が見えにくいらしく、採血なんかでも困惑されることはよくあります。今回も多分に漏れず、点滴担当の看護士さんをかなり困惑させてましたが、こっちも怖いですよねw
もう最大限の協力(ちゃんと腕を伸ばして見せたり、せかしたりしない程度)を惜しみませんでしたね。

 

手術はお昼過ぎ。手術衣に着替えてから、僕は歩けるので点滴を吊るす奴を転がして、看護士さんに案内して手術室へ。手術台にも自分で乗りますよ。
その手術台は、うつ伏せで手術する用で、医療用クッションのようなもので、うつ伏せ長時間でも大丈夫のようになってました。
そして、腕に指していた点滴を、栄養剤から全身麻酔に変更するのです。そう、その場で注射を刺さないんですよね。見たのは二度目だけど、一度目(5年前の同じ手術。ヘルニアとしては軽度)で見た時は、なんて画期的なんだと驚きました。

 

麻酔にと麻酔医が交換すると、腕がひんやりとしてきます。数秒は沈黙。やがて後頭部や首のあたりがチリチリとしてきた次の瞬間に意識がシャットアウトします。あらがうことは不可能です。そんなヒマもない。これが全身麻酔だ……という感じです。

 

手術時間は1.5時間くらいと聞いていて、だいたいそれぐらいで終わったようです。部屋はもともと四人部屋で、戻って来るのも四人部屋。割とそんな感じです。
多分夕方から夜ぐらい。目が覚めても麻酔で朦朧としてるのでよくわからない。とりあえず術後から翌日10時くらいの回診までは絶対安静です。ずっと寝た切りで、仰向け→左横向き→仰向けを、数時間おきに繰り替えすつらい時間を過ごします。スマホでも見てればいいじゃんって感じにはならないですね。倦怠感、微熱感がひどいし、背中を切ったばかりで微動するのも怖い。

 

確か僕は、足の痛みや痺れが取れているか、動けないなりに必死に確認してたと思う。
まあそういうものだと知ってれば別だけど、実際のところあまり取れてなかったし、安静にしていて治るレベルでもなさそうで、「手術しても治らなかったかなあ……いやいや、翌朝に立ってみないと分からんて!」とひたすら内心で反芻する厳しい時間を過ごしていました。

 

というわけで今回はここまで。
次回は『術後経過とリハビリ、退院編』です。それでは。